「定番の大阪観光、もう飽きてない?」男目線で惚れる穴場を紹介したい理由
大阪って、たしかに「グリコの看板!」「通天閣!」「たこ焼き!」って感じで、観光のイメージは強い。でも、正直それだけだと物足りないな…って思ったことない?
特に20代後半とか30代にさしかかると、「なんかもっと渋いとこないの?」「写真映えより、自分が“うわ、ええやん…”ってなるとこ行きたい」ってなるんよね。
俺が初めて大阪に一人旅したのは、仕事に疲れてぷらっと週末で出かけた時。あのときはなんとなく定番スポットをまわってたけど、なんか観光っぽすぎて…。
ほんまに心に残ったのは、偶然迷い込んだ路地の商店街や、ちょっとレトロなカフェ、知らんおっちゃんが声かけてくれた立ち飲み屋のカウンター。そういう「物語がありそうな場所」やった。
この記事では、そんな「食い倒れ」だけに頼らん、男目線で惚れた“大阪の穴場観光地”を5つ、がっつり紹介するで。
1人でも行けるし、友達とでも面白い。むしろ彼女おらん今こそ楽しめるルートかもしれん。
ガイドブックにあんまり載ってない場所ばっかりやけど、それがええ。
あのときの自分みたいに、ちょっと疲れた気持ちをリセットしたい人にこそ届けたいなって思って書いてる。
「定番の大阪観光、もう飽きてない?」男が惚れる“穴場”だけを紹介したい
「大阪観光」といえば、グリコの看板、たこ焼き、通天閣…ってイメージ、ありますよね。でも、正直「もうそれ見たよ」「もっと違う大阪が知りたい」って思ったこと、ありませんか?
実は、僕もそうでした。
最初は王道のスポットをまわってたけど、「観光客っぽい気分」から抜け出せなくて、ちょっと物足りないなと感じたんです。でも、偶然迷い込んだレトロな商店街や、昭和感の残るカフェ、地元のおじさんと話した立ち飲み屋…。
そういう“ガイドブックに載ってない場所”のほうが、心に残るし、「大阪ええやん…」って思えたんですよね。
この記事では、そんな男目線で惚れた「大阪の穴場観光地」を5つ厳選して紹介します。
1人でも、友達同士でも楽しめる。観光地っぽくないのに、ちゃんと旅の気分になれる。
食べ物だけじゃない、大阪の“渋さ”とか“人情”とか、そういうのが染みるような場所を、リアルな体験と一緒に書いていきますね。
男目線で惚れた「大阪の穴場観光地」を5選
【スポット①】西成・新世界周辺の“渋い大阪”を味わう朝
朝の大阪で、まずどこに行こう?って考えたとき、俺が思い浮かべるのは「西成」。えっ、西成!?って思うかもしれん。でもここがな、じわじわ好きになってくる“ディープ大阪”の入り口やねん。
最初に行ったときは正直、ちょっと怖かった。看板がボロボロの居酒屋が朝から開いてて、酔っぱらったおっちゃんらが外にいて…。「大丈夫かココ」って思った。でも、その空気感がたまらんかった。
新しくてキレイでオシャレ、そういうのにちょっと疲れてる自分には、この「そのままの大阪」がめっちゃ刺さった。
通天閣の足元、新世界あたりを歩いてみてほしい。串カツの名店「八重勝」もあるし、ジャンジャン横丁の商店街はまさに昭和の空気が残ってる。昼間でも電球がちかちかしてて、まるで時間が止まったみたいや。
西成のあたりには最近、ゲストハウスも増えてきてて、「ここの朝ごはん、100円でうどん食べれるで!」みたいな噂を聞いて行ってみたこともある。
100円のうどんがどうこうより、「そこに集まる人たちの雰囲気」が良かった。地元のおばちゃんが「アンタどっから来たん?」って声かけてくれて、なんか、旅してる感じがじんわり湧いてきたんよな。
観光地っぽくはないけど、男一人でもしっくりくる。
西成、新世界って、大阪の“人のあたたかさ”がぎゅっと詰まってる気がする。
【スポット②】中崎町で見つけた、静かな午後の時間と本屋とカフェ
朝から西成の空気でちょっと気持ちが“大阪モード”になったら、午後はちょっと落ち着きたい。そんなときにおすすめなのが、中崎町。梅田から歩いて10分くらいやのに、ここだけ時間の流れがゆっくりしてる。
なんというか…京都でもない、東京でもない、「ひっそりと人肌のある大阪」って感じ。
昔の長屋を改装したカフェとか、雑貨屋が点在してて、歩くだけでも面白い。
で、何より個人的にグッときたのは「古本屋」。
名前は伏せとくけど、ほんまに昭和の空気が漂ってる静かな店で、椅子に腰掛けて本を読んでたら、まるで時間を忘れてた。
こういう場所でふと手に取った本が、今の自分にぴったりな言葉をくれたりするから、不思議やねん。
中崎町の魅力って、派手さはないけど、1人でも自然体で過ごせるところやと思う。
俺が行ったときも、周りはカップルや女子グループが多かったけど、全然居心地悪くなかった。むしろ、「誰にも邪魔されへん時間」をゆっくり味わえるのがええ。
古着屋も多くて、服に詳しくない俺でも「あ、これは他とちゃうな」って思える一点ものが見つかったりして。ついつい衝動買いしてしまったんは、今でも中崎町の思い出として残ってる。
観光っていうより、“自分と向き合う午後”。
中崎町は、そういう時間が過ごせる場所やったなと思う。
【スポット③】ナイトスポットは裏なんば。居酒屋と人情がしみる夜
さて、陽が沈んできたら…次は夜の大阪。
俺がいちばん好きな時間帯かもしれへん。なんでかっていうと、大阪の夜は“人”が出てくるんよな。しかも、キャラが濃い。良い意味で、ぶっきらぼうで、優しい。
夜に向かうなら「裏なんば」一択。
なんば駅の南側に広がるエリアで、正直めちゃくちゃ面白い。観光地として有名ではないけど、地元の人が通う居酒屋、バル、立ち飲み屋がずらっと並んでて、ふらっと一人で入ってもウェルカムな感じがある。
俺が前に行った立ち飲み屋では、隣にいた常連っぽいおっちゃんがいきなり「兄ちゃん、初めてか?この店、アテがうまいで」って声かけてくれて。
気づいたら焼酎で乾杯してた(笑)。そのまま1時間ぐらいしゃべってたけど、話の内容ほとんど覚えてない。でも、その空気が良かった。「旅って、こういうことかもな」って思えた瞬間。
裏なんばの居酒屋は、値段も良心的やし、料理もちゃんとうまい。
焼き鳥、串カツ、ネギたっぷりのどて焼き…思い出しただけで腹減るわ。
ガイドブックに載ってる店より、ちょっと路地入ったとこの方が当たり多い気がする。
あと、裏なんばって“音”もいい。人の声、笑い声、グラスの音、ちょっと古いJ-POPが流れてたりして…なんか、温度があるんよな。ひとりでいても寂しくない場所って、意外とこういうとこかもしれへん。
【スポット④・⑤】舞洲の工場夜景と、大阪港のサンセット。ちょっと語りたくなるラスト
裏なんばで夜を満喫したあと、「まだ帰るには惜しいな…」って思うこと、あるよね。そんなときに俺が選んだのが、ちょっと足をのばして舞洲(まいしま)と大阪港へ行くコースやった。
まず、舞洲の工場夜景。
これはほんまに…「なんやこれ」って声に出るぐらい、異世界感ある。
遠くから見たとき、工場の灯りが水面に反射してて、SF映画のワンシーンみたいに見えるんよ。しかも、人気が少なくて静か。車じゃないとアクセスは少し面倒やけど、その分「わざわざ来た価値あった」って感じると思う。
俺が行ったときは、ちょうど風もなくて、水面が鏡みたいになってて…ちょっと鳥肌立った。SNS映えとかじゃなくて、ただじっと見てたい。そんな夜景やった。
そして、時間が合えばそのまま大阪港まで移動して、海を眺めながらサンセット。
ここ、意外と知られてへんけど、港に沈む夕日がめちゃくちゃキレイ。
ビルに囲まれた街の中から見る夕日とは、ぜんぜん違う。水平線に近づいていく光、潮風、ちょっと肌寒い感じ。すべてが旅の終わりを静かに教えてくれるような空気が流れてた。
工場夜景と夕焼け。この組み合わせ、男一人旅のラストにめっちゃ合うと思う。
何かを考えたい夜とか、ただぼーっとしたい時間とか…そんな気分のときに、舞洲と大阪港はそっと寄り添ってくれる。
なんでもない時間が、実はめっちゃ記憶に残る。そんな締めくくりやった。
【まとめ】男が惚れる大阪観光は、意外と“穴場”にあった
大阪観光と聞くと、グルメや王道スポットを思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも実は、大阪の本当の魅力って、その奥にある“人と空気”に触れたときにこそ感じられるんじゃないかと思います。
・ディープで人情味あふれる「西成」
・静かに過ごせる午後の「中崎町」
・人とつながる夜の「裏なんば」
・そして、静寂に癒される「舞洲の工場夜景」と「大阪港の夕日」
これらの場所は、観光地としては“穴場”かもしれません。でも、その分、しっかり心に残る体験ができます。
「食い倒れだけじゃない大阪、行ってみたいな」と思ったら、今回紹介したルートをぜひ試してみてください。
一人でも、友達とでも、彼女とでも。
きっと、自分だけの“大阪の記憶”ができるはずです。